期間限定の移動式博物館、Think Squareの第9弾。今回は「とんがったいきもの」がテーマです。さわれる標本の展示数は20点以上。
「人もいきものも“丸い”ってつまらない?」あなたも標本に触って、“とんがって”みませんか?
<開催場所および日時> ※最終入場は終了時間の30分前まで
ART FOR THOUGHT (東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座8丁目ビル1F)
2024年9月7日(土)~8日(日) 10:00~18:00
<入場料>
¥500 ※未就学児は無料
<主催>
Think Squares Project
<注意事項>
※本展示は、実物の標本を中心に展示しております。そのため、歯など鋭利な部分が自然な状態です。けがをされないよう、お気をつけください。
※落下させると、割れて、破片によりケガをする恐れがございます。十分にお気を付けください。
とんがっているもの①~角(つの)
ついつい一言でまとめてしまう、角(つの)。実は、そのできかたは、さまざま。骨の角につめのようなケースを付けた洞角。毎年生え変わる、骨として作る枝角。そして、皮膚の中で骨ができてくる角など、いろんな工夫をして動物たちは角をつくっています。英語では、それぞれホーン(Horn)、アントラー(Antler)、オッシコーン(Occicone)と呼び分けている角の違いを体感しよう。
イベントチラシはこちら
ヨーロッパヤギ 頭骨
洞角:Horn(ホーン)
ニホンジカ 頭骨
枝角:Antler(アントラー)
キリン 頭骨
Occicone(オッシコーン)
肉食動物の歯は、尖っていると思いがちだけど、実は、とんがり続けるために、いろんな工夫をしているんです。サメやワニは、どんな工夫をして“とんがった”歯を維持しているんでしょう。歯磨き?それとも・・・
とんがっているもの②~歯(は)
このほか、ヨーロッパダマジカの全身骨格も展示。体に比べたときの角の大きさを体感しよう。
アメリカアリゲーター 頭骨
シャムワニ 頭骨
ツマグロ 顎骨
鳥の仲間たちは、胸の骨に、前に飛び出した突起をもっている。その他、肋骨にも他のいきものには突起を持っている。なんでそんなところが“とんがっている”のか、不思議だね。
とんがっているもの③~竜骨突起(りゅうこつとっき)
このほか、アカシュモクザメ頭骨やアオザメ顎骨なども展示。サメの仲間の歯の違いも見てみよう。
ニワトリ 全身骨格
ヒメコンドル 全身骨格
シワコブサイチョウ 全身骨格
その他、マゼランペンギン、ジャワスズメフクロウなどの全身骨格を展示。飛ぶ鳥、泳ぐ鳥、飛ばない鳥を比べてみよう。
◆モニター募集◆
カメラ付き眼鏡をかけた、展示物を見る際の視線動向調査にご協力いただけるモニターを、各日、希望先着10名募集します。ご協力いただける方は、入場料が無料に。受付までお声がけください。
◆会場で標本を使って研究しよう!◆
開催期間中、ノギスや秤などの計測器、マイクロスコープ、スケッチを補助する方眼アクリルボード、歩行型ロボットモデル、3Dプリンティング標本などを使って、研究しよう。標本から情報を引き出すことで、よりいきものたちのフシギを体験できることまちがいなし!
※機材の使用は、スタッフまでお声がけください。